『ファイト・クラブ』

前回書いた『ドラゴン・タトゥーの女』の監督デヴィッド・フィンチャーは、ここ数年僕がもっとも新作の楽しみな監督であります。
デヴィッド・フィンチャーによる最も有名な映画となると、一般的には1995年の『セブン』となるのでないかと思います。
これはブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが刑事役で出演し、猟奇殺人事件を追うという物語。
多くの映画ファンは、この作品が好きだと思います。
僕ももちろん好きです。




しかしながら、ブラッド・ピット主演のデヴィッド・フィンチャー監督作3作(『セブン』『ファイト・クラブ』『ベンジャミン・バトン数奇な人生』)中で最も好きな映画を選べと言われたら、エドワード・ノートンと共演した1999年の作品『ファイト・クラブ』だと答えます。
デヴィッド・フィンチャー監督作の中で選ぶとしても、僕はこの映画と『ソーシャル・ネットワーク』の2作品を挙げます(この2作は甲乙つけがたい)。





物語はエドワード・ノートン(僕)の語りで進行される。

僕は飛行機内で偶然出会った、自分とは全くタイプの違う、ブラッド・ピット扮するタイラーと意気投合。
男同士が1対1で殴りあう、ファイトクラブを結成する。
やがてクラブは大きくなり、社会に不満を持つものが世の中に対して破壊的な行為で反乱を起こすグループへと発展していく。
僕は過激なタイラーに徐々に違和感を感じ始める・・・・


ここから以下はネタバレ(この映画は特に最初に知っちゃうと面白くないネタがあるので)です。


















実は僕とタイラーは同一人物なのです。

初めてこの映画を観た時、そのことに気づくのにかなり時間がかかりました。

つまりエドワード・ノートン演ずる僕は、自分が理想とするタイラーという別人格を自分の中に作り上げてしまったということなのです。
その結果として、自覚はないが、自分が理想とするタイラーに、僕はなっていくというストーリー。

人それぞれ解釈の仕方が分かれるラストの場面、
僕はタイラーを消してしまいます。
それは、元の自分に戻ったのか、
それともタイラーの人格を自分の中に取り込んだのか。

ややこしい話ですが、自分はどうにでも変わることができる、というポジティヴな捉え方で観ると、やや暗い映画ですが、心の真ん中の芯のような部分に何かを感じることが出来る、そんな映画ではないでしょうか。
色々、心にグッとくるシーンもあります。

現代人の心の闇に焦点を当てた、90年代を代表する傑作だと思います。
まだの方は是非!!


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