『ファースト・マン』 デイミアン・チャゼル×ライアン・ゴズリング

アポロ11号で、人類史上初めて月に降り立ったニール・アームストロング船長の内面に迫った映画。
アームストロングを演じるのは、ライアン・ゴズリング。
監督はデイミアン・チャゼル。
そう、『セッション』や『ラ・ラ・ランド』の監督である。
『セッション』と『ラ・ラ・ランド』も随分趣向の違う作品だが、今作もまた一味違うものになっている。



予告編で観たときは、月に向かうまで、もしくは月でのミッション、あるいは地球へ帰還する際の危機的状況からの回避や、それに伴うあれやこれやを描いた、どちらかといえばスペクタクルな内容の映画かなと思っていた。
しかし、実際観てみれば、それは全く違うものだった(切迫感のある危機的場面はあるけれど)。

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アームストロングを中心に、ジェミニ計画、アポロ計画とアメリカの宇宙計画の歩みは描かれているが、物語は彼の人間性にひたすらフォーカスしている。
宇宙計画の物語ではなく、アームストロング個人の物語として映画は作られている。
そこで映し出されるアームストロングを観て思い浮かぶ言葉は”苦悩”。
彼は何を抱え、どこへ向かおうとしているのか。
楽しむということが、不得意な人のようにも映る。
もしくは楽しむということを自ら拒絶しているのかも?

共感する部分は多い。
僕はあそこまでストイックにはなれないけど。

劇中の宇宙ロケットのコクピットの描写がとても閉塞感のあるものになっている。
それは、リアルな切迫感を観る者にもたらす。
ちょっとしんどささえ感じさせる
閉所恐怖症気味の僕には、絶対宇宙ロケットになんか乗れないな、と思った。

デイミアン・チャゼル監督作は、この『ファースト・マン』以外には『セッション』と『ラ・ラ・ランド』の3作しか観ていない。
それらを観て思ったのは、映画としての共通点というわけではないが、デイミアン・チャゼルという人はロマンティストなんだろうなということ。
それと、音の使い方が凄く上手いなということ。
この映画を観て、デイミアン・チャゼルという監督が僕の中で特別な監督のひとりになった。

これまで好きな監督は?
と聞かれたら、
デヴィッド・フィンチャーがイチバンかな。
クリント・イーストウッドや北野武も大好き。
と答えていたけど、これからはデイミアン・チャゼルも答えに加わることになります。

次作がたまらなく楽しみ!!

『あの頃ペニーレインと』で主役のウィリアムを演じたパトリック・フュジットも、エンジニア役として出演しています。

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