映画『へレディタリー』より ~「Both Sides Now(青春の光と影)」ジュディ・コリンズ ジョニ・ミッチェル

アリー・アスター監督(『ミッドサマー』2019年)の長編デビュー作であり、上映後大変話題となった2018年のホラー映画『ヘレディタリー 継承』を観た。
ホラーであり、家族の物語でもある。
主人公のアニー(トニ・コレット)が自分の夫や子どもたちと築こうとするものと、アニーの母が築こうとするものとの戦いがこの映画の核だと僕は思っている。
ホラー映画はあまり観ないけど、これは好きなタイプのホラー映画。



この映画について書こうかと思ったが、詳しく触れるにはネタバレなしで書くのが難しいと思ったので、今回はエンディングで流れた「Both Sides Now(青春の光と影)」という曲について。
使われたのはジュディ・コリンズが歌う1968年のヒット曲(67年発売のアルバム『Wildflowers』に収録)。
これ凄くこの映画のエンディングに合っていたと思う。
歌のテーマも、ヴォーカルやサウンドを含めた曲調も。




the very best of judy collins
the very best of judy collins
posted with amachazl at 2020.04.18
Collins, Judy
Elektra / Wea (2001-08-31)


この曲を作ったのはジョニ・ミッチェルで、自身の1968年発売のアルバム『Clouds(青春の光と影)』にも収録されている。

その後多くのアーティストが同曲をカバーしている。
フランク・シナトラ、ビング・クロスビー、ウィリー・ネルソン、スタン・ゲッツ、ドリー・パートン、ハービー・ハンコック、アン・サリー、カーリー・レイ・ジェプセン等々その他多数。
名曲だもんね。

ジョニ・ミッチェル自身も、2000年発売のアルバム『Both Sides Now(ある愛の考察~青春の光と影)』でリメイクしている。
このヴァージョンは映画『ラブ・アクチュアリー』で印象的な使い方がされている。



そもそも楽曲としてとても素晴らしい「Both Sides Now(青春の光と影)」。
色んな人のヴァージョンを聴いたが、どれも良い。
でもやっぱり一番良いと思うのは、作者であるジョニ・ミッチェルの、それもリメイクされた上述の『ラブ・アクチュアリー』で用いられたヴァージョン。
胸にとても響きます。

Both Sides Now
Both Sides Now
posted with amachazl at 2020.04.18
Mitchell, Joni
Warner Bros / Wea (2000-02-28)


とても好きな映画『ラブ・アクチュアリー』。
数組の恋の物語を中心に様々な人間模様を描いた群像劇だが、このアラン・リックマンとエマ・トンプソン演じる夫婦の物語だけはとても悲しい。
他にも上手くいかない恋のエピソードはあるが、それらはまだ心を温かくさせてくれるものでもある。
でも、これはなぁ….
どう考えても旦那が酷い。

ラブ・アクチュアリー [Blu-ray]
ヒュー・グラント, リチャード・カーティス, ティム・ビーヴァン, エリック・フェルナー, ダンカン・ケンワーシー, リーアム・ニーソン, エマ・トンプソン, アラン・リックマン, コリン・ファース
KADOKAWA (2019-04-24)


そういえばこの曲、実はスポック(レナード・ニモイ)も歌ってるんですよね。




ジョニ・ミッチェルのヴァージョンが好きだと書いたが、『ヘレディタリー』に関してはジュディ・コリンズの方が合っているのは、その方が圧倒的に恐怖感を感じさせてくれるから。
恐ろしい後味をしっかりと残す効果を、抜群に発揮している。

ヘレディタリー 継承 [Blu-ray]
トニ・コレット, ガブリエル・バーン, アレックス・ウォルフ, ミリー・シャピロ, アリ・アスター
TCエンタテインメント (2019-04-19)


家族の物語であるが、もっと突き詰めるとアニーとエレンの親子の戦いの話と言えるのかな。

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