『オフィシャル・シークレット』 キーラ・ナイトレイ

去年の夏に劇場公開されたが、もたもたして見逃していた、キーラ・ナイトレイ主演の映画『オフィシャル・シークレット』。
アメリカがイギリスなどと作った有志軍によるイラク侵攻に関する物語。

イギリス政府は、アメリカの要請に基づき国連安全保障理事会のメンバーに対する諜報活動を行おうとしていた。
しかしその行いに納得のいかない、イギリスの諜報機関GCHQ(政府通信本部)で働くキャサリン・ガン(キーラ・ナイトレイ)はこの事実をリークする。

これは実際にあった話である。

IMG_4366.jpg

戦争を回避すべき機密事項をリークしたものの、怯え後悔するキャサリン。
有罪の可能性は高い。
自ら行った行為に対し揺れ動く心。



コロナ禍の公開であり、そもそも内容が地味。
また日本はこの戦闘には直接参加はしていないということで、わりとスルーされてしまった感のあるこの映画。
しかし、日本は当時アメリカを支持しバックアップしていた。
アメリカが主張していたような、大量破壊兵器がイラクから見つかることはなかったという事実に向き合うことは必要だと思う。
小泉さんも、原発の話も良いが、この件の総括もしてもらいたいものだ。

イラク戦争開戦の内実を描いた映画としては、当時のブッシュ大統領を支えた(操った?)チェイニー副大統領を主役とした『バイス』(チェイニー役はクリスチャン・ベール)が思い浮かぶ。
見事に太ってチェイニーに成り切った、クリスチャン・ベールの演技は相変わらず凄いなと思わせる。
ブッシュ役のサム・ロックウェルも良かった。




より報道側の人間を描いた作品としては『記者たち 衝撃と畏怖の真実』がある。



これらの映画を観て怖いなと思うのは、戦争をするほんとの理由を国民に伝えるのではなく、操作した嘘の情報で国民を騙し開戦への同意を強固な権力を使って行うところ。
『オフィシャル・シークレット』のように、事実を知り告発しようとすれば国家から訴えられる。
キャサリン・ガンという女性は、ほんとに勇気のある人だと思う。
普通は、同じことを考えても行動できない。
だって怖いよ、国家を敵に回すなんて。

IMG_4350.jpg

のような、新聞社の悲しくなるような状況を見ると、どこの国も同じなんだな~、と思う。

IMG_4361.jpg
IMG_4358.jpg

とはいえイギリスやアメリカでは、後にこのような映画が作られ公開される。
文化の違い、ってやつか?
それとも、たんにクリエイティヴの質の違いか?

IMG_4365.jpg

社会派ネタをエンターテイメントとして表現できる映画が、もっと日本にあっても良いと思う。

大阪心斎橋でBARやってます。
Cafe&Bar Almost Famous


twitter
Almost Famous@intothegloove


instagram
Almost Famous


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント