『リンカーン』 スピルバーグ×ダニエル・デイ=ルイス

スティーヴン・スピルバーグの映画といえばヒット作、それも大ヒット作がいくつもある。
なので僕に近い年代の人にとっては、最も有名な監督かもしれない。
僕が最初に観たのは『ジョーズ』だった。
小学生の頃だ。
父親に連れて行ってもらった。
凄く面白かった。
その後なん作彼の映画を観ただろうか。
スピルバーグといえば、もう巨大ブランド。
彼が監督してると、面白そうだ、という風に思えてしまい結果観る機会が増える。
しかし観てない作品もある。
今日はそんな観てない作品の中から、先日やっと観た映画『リンカーン』(米:2012年 日:2013年)について書いてみたい。



これはアメリカの第16代大統領エイブラハム・リンカーンが、南北戦争中に奴隷制廃止をアメリカ全土に法制化するべく、合衆国憲法修正第13条を可決成立させることに尽力する姿を描いた作品。
リンカーンを演じるのは、名優ダニエル・デイ=ルイス。
最初リンカーン役には、同じくスピルバーグによる『シンドラーのリスト』で歴史的人物オスカー・シンドラーを演じたリーアム・ニーソンがキャスティングされていた。
しかし、計画から実際の撮影までに長期間を要した為降板。
ダニエル・デイ=ルイスが演じることとなる。
そのリンカーンの話し方が独特なのだが、あれはアメリカ人の間では共有されている姿なのだろうか?
現代のアメリカの人たちにとって、リンカーンがどういう存在なのかは分からない。
だがきっと、アメリカ人が観るのと日本人が観るのでは、だいぶん感じ方が違うんだろうなと思う。
僕がリンカーンについて知ってるのは、奴隷制度を廃止したということ。
そして、
人民の、人民による、人民のための政治~
という有名な演説をした人だということ。
また、アメリカ歴代大統領の中でも、特に評価の高い大統領のひとりだということ。

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リンカーンが奴隷解放をすることに情熱をもって取り組んだのは充分に伝わってきた。
ダニエル・デイ=ルイスの演技は見事である。
今作で彼は、アカデミー賞主演男優賞を受賞した。
ノミネートのみで助演男優賞の受賞はならなかったが、奴隷解放急進派のタデウス・スティーブンスを演じたトミー・リー・ジョーンズも良かった。
彼は、人間は皆平等で、すべての権利が白人と黒人で同じであるべきだと考えている。
なので単に奴隷制をなくすだけではなく、参政権や白人と黒人の結婚など当時では常識外れだったことについての改革を目指していた。
しかしこの時代その考えは、奴隷解放を考える人々にも急進的過ぎ、合衆国憲法修正第13条を可決するには逆効果となるため、リンカーンから発言を抑えるよう要請される。
そこで奴隷制をなくすことを優先し、議会では、
すべてにおいての平等、人種による平等ではなく、法の前での平等を信じると発言する。
苦渋の選択であった。

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リンカーンは奴隷制度を廃止すべく必死になる。
厳しい決断も迫られる。

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「疲労で体中の骨が砕けそうだよ」
大変だと思う、でも国家のトップはそれぐらい頑張って欲しいと思う。
そうであってこそ、尊敬と称賛と信用が国民から寄せられることだろう。
ほんと大変だと思う。
でも国家のトップに立つということはそういうことではないだろうか。
本当にとても大変だと思う。
でも大した能力もない僕は、そんな素晴らしいトップにすがりたい。
もちろん出来ることはするけど、僕みたいな凡人に出来ることは限られているから。
でもそんな素晴らしい人は歴史の中にしかいない。


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多くの人が難しい決断を迫られる。
そんな人々の決断が歴史を作ってきたということ。

NHKの大河ドラマが好きな人にも、オススメしたい映画です。

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