『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』コーエン兄弟×オスカー・アイザック、キャリー・マリガン

近頃気持ちがスッキリしない日が長く続いている。
それも1週間や2週間といった週単位ではなく、月単位で。
このままいけば年単位で考えなきゃならない状況にもなりそうだ。
止まない雨はないと言うが、問題はその日がいつ訪れるかということである。
実はメンタル弱いのですよ。。

さて今日は、先日アマゾンPrimeVideoで観たコーエン兄弟監督作の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男との歌』という2013年の映画について。
舞台は1961年のニューヨーク。
主役のルーウィン・デイヴィス(オスカー・アイザック)はフォーク・シンガー。
以前は、マイクとデュオを組んでいてある程度の評価を得ていた。
しかしマイクは身を投げ自殺。
その後ルーウィンはソロとして活動するが全く売れず、金はなく住む場所もない。
そんな中、音楽仲間のジーン(キャリー・マリガン)から、妊娠したことを告げられる。
コンドームは2枚重ねにしろ!、とジーンに冷たくそして強く叱咤されるところがなんとも…



フォーク歌手デイヴ・ヴァン・ロンクの自伝をベースに作られたこの映画。
フィクションではあるが、劇中に出てくる音楽関係の人物にはモデルとなる人たちがいる。



このルーウィン、いい音楽を生み出すのだが、人間的にはダメダメ。
そんな彼の、不甲斐ないともいえる1週間を描いた作品。
ボブ・ディラン前夜ともいえる、ニューヨークのフォーク・シーンが垣間見える作りは、音楽ファンの僕には地味なストーリー展開にも関わらずワクワク感があった。
作品の評価は高く、カンヌ国際映画祭では審査員特別グランプリを獲得、ゴールデン・グローブ賞でも作品賞にノミネートされている。



それにしてもダメな男である、ルーウィンは。
まるで自分を見てるみたいで、なんだかな~という気持ちにもなってしまった。
ダメな奴だけど最後には、というカタルシスな瞬間は最後までやって来ない。
その辺のリアルな感じと、当時の音楽シーンの匂い、そしてルーウィン役のオスカー・アイザックが実際に歌った音楽の素晴らしさなどが僕の心に響いた。
この映画は、好き嫌いがあると思う。
最後まで盛り上がりのようなものは無い淡々な作品なので、そういうタイプのが苦手な人には不向きだろう。
でも少なくとも音楽が好きな人や、プロを目指して音楽活動をしている若い人たちには是非観てもらいたいな。
60年代初頭という、随分古い時代の話ではあるが、音楽を志す若者が現実の中で生きていく様は、取りようによってはとても見応えたっぷりの作品に感じられるはずだから。
音楽映画が好きな人には、もちろんオススメ!


(オスカー・アイザック×ジャスティン・ティンバーレイク×アダム・ドライバー)
この曲が特に好き。
アダム・ドライバーの声は、いつもながらに良い!


このサントラ盤についてAmazonで見る

サントラにはオスカー・アイザックの歌のほか、ジャスティン・ティンバーレイクやキャリー・マリガン、アダム・ドライバーなど出演陣の歌声も聴ける。
目玉となるのは、ボブ・ディランの未発表ヴァージョン。


Amazon プライム・ビデオ(無料体験あり)

それにしてもコーエン兄弟(ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン)の作品は素晴らしいものが多い。
彼らが得意な、独特の奇妙な感じはこの作品では希薄だが、歪なユーモアのセンスは健在。
今のところ、最新作はNetflixで観れる2018年作の『バスターのバラード』。
新たな作品への期待も大です。

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