映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』 キャリー・マリガン

メジャーリーグでの大谷翔平を観たいのに、これまで毎日のように試合中継をしていたNHK‐BSがオリンピック中継の為めっきり放送しなくなってしまった。
国民のニーズ的には大谷だと思うのだが、違うのかな?
ABEMAで観れるみたいなので、それでいいが、どうなのよNHKさん!?

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さて先日『プロミシング・ヤング・ウーマン』を観てきた。
今年のアカデミー賞で脚本賞を受賞(ノミネートは脚本賞の他、作品賞・監督賞・主演女優賞・編集賞の計5部門)していたので、公開されるのを楽しみにしていた。
アカデミー賞受賞作だというのに、上映されていたのが小さいスクリーンだったのは残念だった。
内容的には夏休みシーズン向けの作品ではないから仕方ないのは分かるが、結論から言うととても素晴らしい映画だったので多くの人に観てもらいたいなと思っている。

監督・脚本は今作が初の監督作となるエメラルド・フェネル(プロデューサーにも名を連ねている)。
人気ドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』では、エグゼクティブ・プロデューサーと脚本を手掛けている。
制作会社として手を挙げたのは、マーゴット・ロビーが設立したラッキー・チャップ・エンターテイメント。
プロデューサーには彼女もその名を連ねている。

タイトルの『プロミシング・ヤング・ウーマン』とは、”前途有望な若い女性”という意味。



30歳になろうとしているキャシー(キャリー・マリガン)は、医学部を中退した後カフェでバイトをしながら家族の家でさえない暮らしを送っている。
そんな娘に両親も気を揉んでいた。
彼女がそうなってしまったのは、親友のニーナが医学部在籍時に同級生に性暴力を受けたことが原因。
そして彼女は、その復讐を夜ごと繰り返していた。
そんなある日彼女の働くカフェに、医学部時代の同級生で今は小児科医となっているライアン(ボー・バーナム)が偶然訪れ、二人の間には恋が芽生え始める。



正直前半は、悪くはないけど期待したほどでもないなぁ、と感じていた。
しかしあるシーンから一気にスイッチが入る。
そこから物語は一気に加速していくのだ。

・若気の至りという過去の過ち
・傍観者
・前途有望な若い男性(前途有望な若い女性との違いというジェンダー的な問題)
上記の日常にある具体的なテーマを採り上げ、観る者の心を引っ搔きながら進んでいく脚本は見事。
アカデミー賞脚本賞は伊達じゃない。

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カラフルでポップな様相も採り入れておりキャッチーな要素もあるが、観た後ちょっとキツかった。
性暴力に対する復讐が基調となっている映画なので当たり前だが、
性暴力がまかり通る要因を、自覚すら出来ていない加害者に確認させ、そのことを通じ映画を観ている者に”よく考えてみろ!”と詰め寄ってくるようで、結末とも相まってとてもじゃないがポップな気分にはさせてくれない。
女性の置かれている日常社会の状況を描いた作品。
愚かな男性がいっぱい出てくるので、男性の僕としては居心地はよくないが、男性対女性という単純な話でないところもこの映画のミソ。
また、”直接手を下した人だけが加害者というわけではない”、という視点も大きなポイント。

とにかくこの夏の上映作としては、特にオススメしたい一本。
主演のキャリー・マリガンの演技も素晴らしい。
皆さま、是非とも!!

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