『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ジェーン・カンピオン×ベネディクト・カンバーバッチ

Twitterのタイムラインにこの映画のことがよく挙がって来ていたので(高評価されて)、Netflixで観た。
一部劇場での公開もされたが、基本はネットフリックスでの配信。
Twitterで見て、思い立てばすぐに観れる。
便利だ。



劇場で観るとなると、時間調整など色々面倒なことが多いので、配信で新作が公開されることに僕は肯定的である。
もちろん大きなスクリーンで観るのに適した作品があるのは事実なんだけど。
この作品に関しても、アメリカの大地の描写を大きなスクリーンで聴いたら、また違った感慨があったかもしれないとは思う。
また、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドの手掛けた音楽も、劇場の音響システムで聴いたら、さらに浸透してきたかもしれない。
しかし、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が素晴らしい映画であることは、20数インチのPCのディスプレイで観ても十分に感じることが出来た。

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映画の舞台は、1920年代のアメリカ・モンタナ州。
カリスマ性を持つ粗暴な振舞いの兄フィル(ベネディクト・カンバーバッチ)と、対照的なタイプの弟ジョージ(ジェシー・プレモンス)のバーバンク兄弟は大牧場を経営していた。
ジョージは立ち寄った食堂で、そこを運営している未亡人のローズ( キルスティン・ダンスト)に恋をし、二人は結婚する。
そしてローズは、兄弟が暮らす家に越してくるが、フィルは彼女のことを快く思わず冷酷に接するのだった。
季節は変わり夏。
大学が休みとなったローズの息子ピーター( コディ・スミット=マクフィー)がバーバンク家にやってくる。
武骨で荒々しいフィルやその他牧場の男たちは、自分たちのような旧タイプの男らしさとは正反対のピーターを見て軽蔑のまなざしを送る。
ピーターの正反対に位置するようなフィルは武骨で、古いスタイルの生活を好み、風呂にさえ入らない。
まるで”男らしさ”というものに、囚われているかのようだ。
そんなフィルだが、実は知的で教養のある所も垣間見せたりする。
また、何かを抱えている風情も感じさせていた。
そんなある日、ピーターがあるものを見つけてしまう。

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とても見応えのある映画だった。
1920年代という古い時代を描いているが、観てるのは2021年を生きる僕たち。
変わった部分、変わっていない部分、今観るからこそ分かる過去と現代の実情。
基本根本は何も変わっていないことを実感する映画でもある。
生きるというのは難しい。

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メンターであるブロンコ・ヘンリーの、
「男を強くするのは苦境と忍耐だ」という言葉に、フィルは囚われていたのだなと思う。


不穏だが、とても効果的な音楽を提供しているのは、レディオヘッドのギタリストであるジョニー・グリーンウッド。
最近は映画音楽で大活躍だ。

監督のジェーン・カンピオンは『ピアノ・レッスン』(1993年)が有名な女性監督。

原作は、トーマス・サヴェージの同名小説。


『パワー・オブ・ザ・ドッグ』トーマス・サヴェージ著(角川文庫)についてAmazonで見る

第78回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞作品。
今度の賞レースで、さらなる受賞が期待されている。

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英語は全くダメな僕だけど、
my darling 
の部分も訳した方がより伝わりやすい気がするんだが、どうなんだろう?

かなりの名作だと思います!
皆さま、是非!!

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