映画『それから』松田優作×森田芳光

休業期間中掃除などしていると、こんなのあったっけ?
というようなものが出てくる。
実際今回、その存在すら忘れていたレコードであったり映画のパンフレットだったりがいくつも出てきた。
その中のひとつに、映画『それから』のパンフレットがあった。

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夏目漱石の有名な小説『それから』を松田優作主演で描いた映画。
監督は森田芳光。
共演に、藤谷美和子・小林薫・笠智衆・中村 嘉葎雄・草笛光子・森尾由美など。

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パンフレットを買った記憶はなかったけど、この映画を観たのは覚えている。
忘れはしない。
だって僕はこの日、松田優作に握手してもらったから。



当時僕は大学生だった。
その日、今はもうない梅田の東映会館で出演者たちの舞台挨拶があったのだ。
松田優作のファンだった僕は、これはと思い出かけて行った。
舞台挨拶に誰が来たのかははっきり覚えていない。
松田優作以外では小林薫が来ていたのだけは記憶にある。
その時の小林薫に対する会場の反響の大きさに僕はビックリしたからだ。
女性人気に関しては、『それから』公開時は松田優作より小林薫だったみたいだ。

舞台挨拶終了後、僕は他のファンたちと一緒に出待ちをしていた。
待っていた人間はそう多くなかったと記憶している。
そして出てきた松田優作。
でかい!
黒いサングラスに黒い服装。
正直怖かった。
アクション映画などでのイメージそのままだった。
でも勇気を出して、「握手してください」、と右手を差し出す。
無言で握手する松田優作。
予想外に手が柔らかかった。
サングラスをしているので表情は分からなかったが、怖い、という感じは変わらなかった。


この映画の監督森田芳光は、『それから』の2年前となる1983年公開の『家族ゲーム』で松田優作とタッグを組んでいる。
同年に長渕剛主演でヒットしたテレビドラマ『家族ゲーム』とは全く異なる世界観で描かれている映画『家族ゲーム』は、とても高い評価を得た。
この作品で見せる松田優作の、これまでとは違う演技に驚かされるものがあった。



『家族ゲーム』での新たな松田優作をさらに発展させた『それから』での演技。
これも見事なものだった。
抑えた中から醸し出すもの、それはある意味狂気的でさえあった。
また『それから』では、他の出演者の演技もとてもレベルの高いものだった。
もうずいぶん観ていないので、今ならまた違う感じ方をするかもしれないが。
ただ、今観ても変わらないだろうと確信をもって思えるのは、この映画での藤谷美和子の美しさ。

松田優作と森田芳光の映画もっと観たかったな。



今となって思ったのだが、パンフレットにサインしてもらえばよかった。
でも、ビビッてそう思ったけど言えなかったのかも。
それほどあの時の松田優作から漂うものは、普通とは違った何かだった。。
演技で見せる狂気は彼の本質なのか、それとも握手してもらったあの時も演技者松田優作だったのか。

映画『それから』是非一度お試しください。
オススメです!!


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